「死命」薬丸岳 [BOOK]
別冊文藝春秋に連載されていた「死にゆく者の祈り」です。このタイトルの方がわたしは好きだったな。
主人公の榊は、かつて交際していた女性の首を絞めかけた過去がある。癌で余命わずかとわかり、あのときの、女性を絞殺したい欲望を思い出して、死ぬ前にと実行に移していくお話。
でもホラーではなくて、彼がどうしてそう思うに至ったのかが明らかになるまでの、榊を追う刑事や榊を慕い支える女性の物語でもある。
もう一人の主人公である刑事もまた命が尽きかけているが、病状を家族にも同僚にも隠しながらこの事件の犯人逮捕に人生をかける。
読後感はあまり良いとは言えないのですが、先が気になってどんどん読み進めてしまう作品です。自分の死期が迫ったときに何をするだろうか、などと考えてみたり。
主人公の榊は、かつて交際していた女性の首を絞めかけた過去がある。癌で余命わずかとわかり、あのときの、女性を絞殺したい欲望を思い出して、死ぬ前にと実行に移していくお話。
でもホラーではなくて、彼がどうしてそう思うに至ったのかが明らかになるまでの、榊を追う刑事や榊を慕い支える女性の物語でもある。
もう一人の主人公である刑事もまた命が尽きかけているが、病状を家族にも同僚にも隠しながらこの事件の犯人逮捕に人生をかける。
読後感はあまり良いとは言えないのですが、先が気になってどんどん読み進めてしまう作品です。自分の死期が迫ったときに何をするだろうか、などと考えてみたり。
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