「バーバー吉野」(2004) [MOVIE]
荻上直子監督の初長編映画。その後彼女は「かもめ食堂」「めがね」と、スローライフないい感じの映画を作っていますね。
「バーバー吉野」はその町にひとつしかない床屋。学校指定のその床屋で、男子はみな同じ髪型「吉野刈り」にされる。坊主頭やスポーツ刈りならまだしも、そのスタイルは前髪を眉の上で切りそろえる、かわいらしい坊ちゃん刈り。バーバー吉野のおばちゃん(もたいまさこ)は、代々引き継いできたその伝統を守っているし、子供たちもそれに異を唱えることはない。本当はおかしいかも、、、と思いつつ。
そこに東京から茶髪でかっこいい髪型の転校生がやってくる。彼は周りの説得に屈せず、吉野刈りを完全否定。表現の自由は憲法で認められていると主張。この転校生、当然女子にモテるので、男子たちは疎ましく思うのだが、一方で彼のようになりたいと憧れ、いつしか仲良しになっていく。
話の中心はバーバー吉野の息子だ。彼は芽生えた自我や友情の勢いに乗って吉野刈りから脱却しようと頑張るが、そのうちに周囲も吉野刈りを否定し始めると、自分の母親が否定されることに辛さを感じる。
この子が父親に投げかけた質問「大人になるってどういうこと?」
父のこたえは「人にやさしくできるってことじゃないかな」
吉野のおばちゃんが伝統を守るのか捨てるのか、それは見てのお楽しみ。
「バーバー吉野」はその町にひとつしかない床屋。学校指定のその床屋で、男子はみな同じ髪型「吉野刈り」にされる。坊主頭やスポーツ刈りならまだしも、そのスタイルは前髪を眉の上で切りそろえる、かわいらしい坊ちゃん刈り。バーバー吉野のおばちゃん(もたいまさこ)は、代々引き継いできたその伝統を守っているし、子供たちもそれに異を唱えることはない。本当はおかしいかも、、、と思いつつ。
そこに東京から茶髪でかっこいい髪型の転校生がやってくる。彼は周りの説得に屈せず、吉野刈りを完全否定。表現の自由は憲法で認められていると主張。この転校生、当然女子にモテるので、男子たちは疎ましく思うのだが、一方で彼のようになりたいと憧れ、いつしか仲良しになっていく。
話の中心はバーバー吉野の息子だ。彼は芽生えた自我や友情の勢いに乗って吉野刈りから脱却しようと頑張るが、そのうちに周囲も吉野刈りを否定し始めると、自分の母親が否定されることに辛さを感じる。
この子が父親に投げかけた質問「大人になるってどういうこと?」
父のこたえは「人にやさしくできるってことじゃないかな」
吉野のおばちゃんが伝統を守るのか捨てるのか、それは見てのお楽しみ。
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